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阪神タイガースと少年。 [スポーツ]

例えば、その、阪神タイガースが負けて、その悔しさという衝動に駆られて、ある少年がバットを持って家を飛び出し、暗闇の中で思いきり素振りをしたとしましょう。その時、彼は何を求めているんでしょうか。

 

道頓堀に飛び込むとか、優勝が決まった瞬間にありったけのメールを送るだとか、そういう部分ともまた違って。スポーツは人の限界を拡張して夢を見させてくれる…、と思いながらいろいろ考えると見えてくるもの。それはやっぱりある種のヒーロー性だとか、自分が応援したことで「勝利」という目に見えたものが手に入るという単純さだとかに終止すると思うんですよね。

で、よく言われること。「『日本頑張れ!日本頑張れ!』と、応援しているお前達が頑張れよ。」なんて。確かにこれにも一理あるかもしれないんですが、でもやっぱりそういうことを言う人は、全体を見られていないような気がします。もちろん、そのチームが勝ったところでその人の手柄になるわけでもないし、その人自体は結局、新しい情報を作り出さない一大衆になってしまっていることに違いはありません。でも、そういう考えは強い人だからこそ持ちうる考えなんじゃないでしょうか。別に、野球チームやサッカーチームを応援している人が全員弱い人だとか、そういう人だと言うんじゃなくて、そうやって娯楽に留まらないレベルでスポーツを愛している人に、他人に自分の感情を預けてどうすると言うのはナンセンスだと思う。

 「『金本頑張れ!』って言う前に、お前が頑張れ。」という風に言うことがいかに無恥か。冷めた目で「またバカな人たちが川に飛び込んでるよ」と見る前に、日本チャチャチャと繰り返す集団を侮蔑する前に、その人たちがどういう思いでスポーツを消化しているか、きちんと考える必要があると思います。まぁでも、他人に迷惑をかけている時点でダメなんですが、きっかけにするには十分すぎると思います。

そして、少年は大きくなって、阪神タイガースに自分が何を求めていたか考えます。一通り考えて、またバットを持って家を飛び出し、暗闇の中素振りをしましたとさ。おしまい。


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